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パレアナ・クラブ

旧「ちんぴら犬リューの更生★無理かも★日記」

除虫菊 その1 

 

去年のこと、小太郎の母さんのブログ「実録迷走日記」の中で、
   こんなものまで!おそるべし、ナメクジ

蚊取り線香一面に白いナメクジの這った跡がついている。だけでなく、何カ所も齧りとられているではありませんか!

と書かれており、その後のナメクジの運命がずっと気になっていました。

母さんの所で使っている蚊取り線香は、現在一般的に売られている合成ピレスロイドが使用されているものではなく、天然のピレトリンが使われているものということでした。

この天然のピレトリンは、除虫菊からとられています。

このナメクジの運命が気になってから、除虫菊に関心をもっていたのですが、
この春、淡路島国営明石公園「県立淡路島公園」で園芸種の赤い除虫菊を見て、さらに好奇心が湧いてきました。


その上、
「外飼いの犬のためにの蚊よけの方法として、除虫菊を植えておくことが効果的か?」
という話題をネットで見る機会があったり、たろいもさんにも同様な疑問を受けたりして、益々興味津々となりました。

ただ、わたくし、化学が…、
学生時代、化学式が全く判らなかった人間なので…。
なので、結局は大した結論はでていないのです。

それはそれとして、なかなか面白かったので、

除虫菊(シロバナムシヨケギク)の原産国は地中海、中央アジア、旧ユーゴスラビア、バルカン半島のダルマチア地方で、自生している菊の花の部分で虫が死んでいることから、その殺虫効果が発見されたということです。

除虫菊の殺虫成分であるピレトリンは、主に花の部分に含まれています。
(茎を燃やしても効果はあるらしいですけど)
その花を摘み取って乾燥させて粉末にしたものが、殺虫剤として15?18世紀(曖昧)ヨーロッパで使用されていたそうです。

日本に最初に入ってきた由来は、あの金鳥(大日本除虫菊(株))の創始者が栽培を始めたことによるのです。
金鳥の創始者さんは、元々和歌山県の有田でみかん栽培をされていたのですが、その園を訪れたアメリカ人から、みかんの苗とオレンジの苗の交換を申し出られ、それと一緒に除虫菊の苗をもらったことが除虫菊栽培の始まりであり、現在の金鳥の基礎となったのです。

創始者さんは、除虫菊に適した栽培場所を探し、和歌山県を始め、広島県、香川県を中心とした瀬戸内地方に栽培箇所を広げていきました。
更にその生産地は北海道にも広げられ、戦前は北海道だけで世界総生産の5割を占めたほどの生産量を誇り第二次大戦までは盛んに栽培されだそうです。

しかし、戦後の食糧難時代、生産性の悪い除虫菊より食糧増産政策と共に、他の作物に転換されていきました。

戦前も合成物質による殺虫剤がドイツで発明され、除虫菊生産が減少した時期もあったのですが、戦争中は日本にそれが入らなくなり、一時は生産を盛り返した時期もあったのですが、戦後は食べられる物に植え替えられ面積の減少と共に、安価なケニア産に押され、トドメとしては、合成ピレスロイドが1955年に開発されて、除虫菊の栽培は減少の一途を辿りました。

ここで、「除虫菊の殺虫成分はピレスロイドなの?ピレトリンなの?」という疑問が…。

まあ、私の頭程度に簡単にすると、ピレスロイドっていうのは、一個の成分をいうのじゃなくて、色々な構成員をもつ混合物、グループの総称みたいなもんで、その構成員の一つがピレトリンというわけなんです。

その構成員の合成ピレトリン(=合成ピレスロイド)が、合成でできている上に優れものなので、本来の大元親分の除虫菊による天然ピレトリンがお払い箱になってしまった。その結果、日本には殆ど除虫菊を栽培しているところが無くなってしまったのです。

ただ、最近では観光資源として、また地域の歴史ある植物として「しまなみ海道」、因島、向島に除虫菊を育てている地域があります。

ところで最初日本に入ってきたとき、この粉末、ノミ取り粉として使用されていたようです。
そういえば、昔ノミ取り粉を犬に振りかけて、毛にまぶしてからクシで削って、ノミをとった記憶があります。
その時の粉が除虫菊で出来ていたのかはわかりませんが、もしかしてあれはDDTだったのか!!

蚊取り線香も初めは、火鉢などにこの粉をくべていたのですが、それでは効果ある時間が短すぎるため、元々日本では蚊遣りとして、線香を焚いていたので、それに除虫菊粉末を練り込むことを思いつかれたのです。
その線香も、最初は棒状だったのを、より時間を長く持たせるために、今の渦巻き状にしたのです。
それを思いくヒントとなったのが、
かの創業者さんの奥さんが外から帰ってきて
「ヘビがとぐろを巻いているのを見た。」と言ったとか。

(判りにくくてごめんなさい。天然由来の物を天然ピレトリン、合成由来の物を合成ピレスロイドと書き直しました。)

category: 健康

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コメント

 

No title

今年はあまりの暑さのせいか、ナメクジ害はそこそこです。が、イヌビワの木が集中的に舐められている!樹皮がはがされている!しかしもう、化学の力で戦う気にもならず、見つけたら「こいつめっ!」と爪で弾き飛ばします。飛んでいくナメクジ、また上がってくるんやろな。

小太郎の母 #79D/WHSg | URL | 2008/07/24 21:25 | edit

No title

小太郎の母さん
あまりの放置ブログで、自分で来るのが恥ずかしいです。
はじき飛ばしても、何事もなく復活してくるでしょうね。
ナメクジでも目の前で殺すのは躊躇してしまいますよね。
かといって、ほっておけば、植木が抹殺されてしまうし。
それでは本末転倒だし…。
ナメクジの殺虫剤が劇薬だということなので、簡単にまくわけにも行かないし、ハチュ型の生き物がいると殆どの殺虫剤は使えませんね。
まだ、続きが書けないでいるけど、除虫菊の粉末も使えませんね。

ada #79D/WHSg | URL | 2008/07/30 12:05 | edit

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